登山の中止判断とキャンセルポリシーについて

2018年10月1日

新ページ移行に伴い、キャンセルポリシーを改訂しました。
リンク元は ガイド事業における契約文なので、登山の中止のようなケースバイケースのことを記述できないので、こちらでご説明したいと思います。

キャンセルポリシー

* お申し込み確定以降、お客様都合によるキャンセルについては基本拘束料の半額(一日1万円、予備日5千円)と手数料2千円について返金出来ません。 日程変更はご相談ください。

は、
従来からの私のプライベートガイドについてのものです。
アルパインガイドは、小人数制の公募登山ではなく、お客様一人あるいは1パーティーの為だけに、自分の日程をフィックスするので、追加募集やキャンセル待ちのようなものは無く、キャンセル=ゼロになります。

日程の確定以降のキャンセル料は、基本拘束料の半分(通常一日1万円、予備日5千円、個別設定料金は拘束料を減額しています)と振り込み通信などの手数料2千円、とさせていただきます。 グループ申し込みの人数変更のような、実施されるものにキャンセル料は発生しません。 また、あまり例はないのですが、来年の夏休みの予約のような長期で実施一か月以前のキャンセルであれば、手数料をのぞき全額返金します。

キャンセル可能期間を指定しませんが、プライベートガイドについて、キャンセルの可能性が有るけど日程だけ確保しておくというのはご遠慮ください。 休暇が確実になる2週間前程度でのお振込み、お申し込み確定でかまいませんし、お天気も予想可能な3日前のお申込みでも実施出来るので、キャンセル例も少ないですが、それが地元型ガイドと言うものだと思います。 日程変更も双方可能なら出来ます。 実施予定前後の1日なら、予備日同様1万円追加です。 (後日実施についても応談です)登山の可能性については、ご協力を惜しみません。

登山の中止判断について

*集合後の中止について、お客様のご希望での中止はいつでも可能です。 脱出には最善を尽くします。 登山開始後の中止は全額について返金できません。 現地集合で出発前にガイドの判断で中止の場合、基本拘束料の半額と諸経費の返金は出来ません。 ルートの変更、日程変更についてもご相談下さい。

ですが、
登山はモチベーションで行うものなので、現地等、集合後でも出発前に天候の加減などで行きたくなくなったら、中止をお申し出ください。 お客様の意思や体調、登山についての考え方を最優先で尊重します。
岩登りルートの場合、雨への許容力は低いので、集合前に中止にする場合が多いです。 アルパインルートや雪山の場合、大雨大雪予報ではなく、普通の低気圧や前線の動きによる崩れであれば、実施自体は可能で、行った方が良いと考えます。 しかし、山からの脱出では無く、山に向かうのであればリスクテイクですから、カッパを着て歩くとか、耐寒テストになってるとかで、リスクや辛さがそこから得られるものに見合うか、改めて好天の日に歩いた方が良いのではないか、と言う顔色伺いのご提案はすることになります。 途中撤退のくやしさや、不安のある登山での経験の重要性や、困難がある故の達成感も理解しています。

無理しがちな、短期間に百名山登頂を目指す、とか、単に天気の良い日に気持ちよく山を登りたいとか、登山により困難を求めるための経験の蓄積、とか、考え方の違う参加者の混成パーティーではありませんので、許容可能な挑戦や、体調での出発前の中止も迷惑はありませんし、開始後も相談しながら実施します。

朝の天候回復遅れでの時間切れ、みたいなときに多いのですが、私の判断で中止して、下山すると晴れてる、みたいなことも多いのですが、ガイドが常識的判断を逸脱できないこともご理解ください。